今年はA型インフルエンザが当初から猛威を振るい、今度は新型コロナやB型インフルエンザ、そして中国ではやっているヒトメタニューモウイルスなど様々なウイルス感染症が次々と流行っています。新型コロナウイルスが日本に入り始めた当初は、マスクが市場からなくなり外を歩くときはマスクをしていないと非難されるような状況でした。現在はどうでしょうか? 電車の中でもマスクを着けている人いない人様々です。マスクは感染対策としては重要ですが、表情が見えない事などもあり良い面悪い面がありました。但し、受験生の様な今感染したくない人にとっては重要な感染対策となります。
本記事では、振り返りながら受験生の為に少しでもお役に立てればと思い改めて感染対策の基本をまとめました。
感染経路
ウイルス感染症に対する感染経路の主たるものは以下の3つになります
飛沫感染:咳、くしゃみ、会話などで、飛沫粒子(5μm以上)として伝播します。1m以内に床に落下し、空中を浮遊し続けることはありません。インフルエンザウイルスや、マイコプラズマ肺炎球菌など。マスクにより予防が可能。
接触感染:ドアノブ・器具等の接触により間接感染します。手指・食品・器具を介して伝播する頻度の高い感染経路。インフルエンザウイルスやノロウイルスなど。手洗いや手指消毒で予防が可能。
空気感染:咳、くしゃみなどで飛沫核(5μm以下)として伝播します。空中に浮遊し、空気の流れにより飛散します。また、消毒が不十分な排泄物や嘔吐物などから、空中に舞い上がりこともあります。麻疹・風疹・結核など。N95マスクにより予防が可能。
感染予防の基本 5つの行動で予防
感染を予防する基本は、感染経路を遮断する事です。
①マスクを着用する
これはもう皆さん周知の事だと思いますが、正しく着用できているでしょうか?
マスク着用の注意点
- マスクはしっかり鼻から顎まで覆っている事
- マスクの表面は触らない
- 布マスクではなくサージカルマスクを着用する
マスクを付けていても鼻が出ていたり、顎マスクになっている人をよく見かけます。特にマスクで会話をしていると徐々にマスクが下がって行き鼻が露出する事がありますので、その都度直すようにしましょう。また、マスクの位置を治すときはマスク表面は触れない様注意してください(これがなかなか出来ない)。マスク表面を触れた手は汚染されてしまうと理解してください。
マスクで耳が痛くなる人へ
マスクを付けているとゴム紐で耳が痛くなりませんか? そんな時はマスクバンドやシリコン製のイヤーフックが売られています(100均でもあります)是非お試しください(記事下部に参考広告あり)
②手洗いや手指消毒はきちんとしましょう

手洗いの仕方は皆さん十分学校などで教えてもらったと思います。意外としっかりやったと思っても意外と洗えていない部分があるという事を知っておいてください。特に指の間や親指の付け根、爪の両脇など凹凸が多い部分は洗い残しが目立つ部分です。
アルコール消毒について

多くの人が共用で使用する部分に触れる前や後はアルコール消毒をしましょう。
例えば、トイレや部屋のドアノブなど
ポイント:手のひらよりも指先にしっかりアルコールを付けてください
可能であれば、携帯用のアルコールを持ち歩くようにしましょう。100均などで購入して持ち歩くと良いでしょう。(記事下部に参考広告あり)
③うがい
外から家に入ったら、手洗いした後にうがいをしましょう。もしあればうがい薬を使用すると効果的です
うがいの手順
手洗いをする。→ 口の中に水を含み15秒程度頬を膨らませてぶくぶくとゆすぎましょう → もう一度口に水を含み 上を向いてのどの奥をガラガラとうがいを2回行いましょう。
注意:うがい薬は決められた頻度で行ってください。やりすぎるとのどの粘膜を痛めます。
④洗顔
外から帰ったら、手洗いに合わせて洗顔することをお勧めします。マスクに覆われた口周囲は守られていますが、それ以外の顔面は汚染されています。人は無意識的に1時間あたり23回も顔面に触れていると言われています。口や鼻はマスクで守られていても目の周囲や額などは守られていません。帰宅後に手洗いに合わせて顔を洗う事により感染を防ぐ効果があります。
⑤入浴する
帰宅後になるべく早く入浴する事で外から家の中に菌を持ち込むことを防げます。特に髪の毛は無意識で触れる頻度が非常に高い部分です。入浴して洗髪を毎日行う事でさらに予防となります。洗髪すると爪の中に入った雑菌なども同時にきれいにすることが出来て効果的です。
規則正しい生活と栄養補給
感染症は、保菌しても発症しない事もあります。人によっては一度もインフルエンザに罹ったことが無いという人や毎年かかるという人が居るように、同じ環境にいても発症しやすい人としにくい人がいると思いませんか? この違いは何なのでしょうか? 体質などにもよるかもしれませんが、体力が低下した状態は免疫力が低下しており、発症するきっかけとなります。
①栄養バランスのある食事を心がける
食事についてはあまり気にしたことが無い人は多いのではないでしょうか? 学校の家庭科などで5大栄養素を学んだ事を覚えてますでか? 免疫力を高めるためには栄養バランスは非常に大切です。

炭水化物を50~65% 脂質を20~30% タンパク質を13~20%が目安となります。
1日3食バランスをよく取ってください。
※エナジードリンクに注意:エナジードリンクはカフェインや糖質が多く含まれており、一時的に血糖値を挙げたり覚醒を促して勉強などがはかどるかもしれません。しかし、飲みすぎには注意が必要です。糖質は肝機能に負担をかけ、カフェインは利尿作用により腎臓に負担をかけます。必ず1日に摂取してよい用量を守って飲むようにしましょう。
②基礎正しい生活
規則正しい毎日決まったスケジュールでの生活は、体調管理に非常に有効です。早寝早起き、3食食べるなど規則正しい生活をしましょう。
まとめ
感染対策の方法5つと免疫力を高める手段としてバランスの取れた食事と規則正しい生活を提案しました。受験でパフォーマンスを発揮できるように感染対策をしっかり行っていきましょう。
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